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Tsuchikura Laboratory

YNU集中講義(2017年度)

●資料の配付

ダウンロードのパスワードは授業でお知らせします。

 

配布資料01(1日目) こちら  

配布資料02(2日目) こちら  

配布資料03(3日目) こちら

配布資料04(3日目) こちら

補足資料01(1日目) こちら 

補足資料02(1日目) ※印刷物を配布。授業後に回収。

補足資料03(2日目) ※印刷物を配付。書誌情報はこちら

 

●課題の提出方法

・メールにファイルを添付して提出してもらいます。

・・提出先のメールアドレスは授業でお知らせします。

 

《課題のフォーマット》

・ファイル内に、「提出者の氏名」と「学籍番号」を記載してください。

・ファイル名はつぎの例にならってください。

・・課題1を、山田太郎さんと鈴木花子さんが提出する場合→ 課題1山田鈴木

 

《メールの作成方法》

・ビジネスメールのマナーに則って作成してください。

・タイトルは、提出するファイル名とおなじにしてください。

・本文には、提出者全員の氏名と学籍番号を記載してください。

 

●個々の課題に関する補足

《課題のタイトル》

・結婚

・結婚2

・RQ

・RQ2

 

《インタビュー課題》

次回の授業までに行う課題

・一人につき、1名のインフォーマントにアポイントメントをとって、インタビューを行う。(下記の「質問項目とチェックリスト」と「依頼書・同意書」をダウンロードし、印刷したうえで持参すること)

・ICレコーダーでインタビューを録音

・インタビューの音声を逐語的に書き起こす

・次回の授業に持参するもの

・・トランスクリプトのファイル

・・ICレコーダーの音声ファイル

・・依頼書・同意書(署名済みのもの)

 

《インタビュー課題の資料》

・各チームのRQと質問項目 こちら(*)→ すでに削除済み

・質問項目とチェックリスト(36項目) こちら 予備のDL

・依頼書と同意書 こちら

*これらのDLのパスワードは 上記(*)でもちいたものと同じです。不明の場合は土倉までメールでお問い合わせください。

 

《プレゼン作成の注意事項》

■プレゼンに入れる項目

・問題・目的

・方法

・分析手続き

・結果・考察(結果と考察をわけてもよい)

・総合考察

 

■「方法」に記述すること

・研究概要:実験?質問紙?観察?インタビュー?

・インタビューのやり方は? 構造化?非構造化?半構造化?

・インタビュー協力者の属性と人数は?

・インタビューの実施時期、一人あたりのおおよその時間は?実施場所は?

・質問項目の概要:インタビューの質問項目の概要を簡潔に説明する

・インタビューの記録方法:どこかでICレコーダーやスマートフォンで録音したことを説明する。

・手続き:協力者に趣旨を説明し、同意を得たうえでインタビューを実施したことを説明する。

 

■「分析手続き」に記述すること

・トランスクリプトの作成方法;例)音声データを聞きながら逐語的に書き起こし、トランスクリプトを作成した

 

その心とは別のかたちで

・ある学びの経路(たとえば、メジャーな心理学の前提となっている間接知覚論、視覚の脳科学認知科学の古典的計算主義、旧来の心の哲学など)を経たうえで、人の心について考えようとすると、「デカルトの劇場(Cartesian theater)」が気になってしまう。

・ところが、それらを前提に考えると、隘路にはまってしまう。(*)

・それではどこから考えるのか。人を前提に考えない。たとえば、手がかりになりそうなものとして、ドゥ・ヴァール(2017)、チャモヴィッツ(2017)。そのほか、当然ながらギブソンの各種著作。動植物種とその生態環境を包括的に理解することで見いだされる有能さ(知能)。

・機能の分化と再複合化、調整弁の複雑化。たとえば、参考になりそうなものとして、ブライテンベルク(1987)、ホルト(2000)。

・生得的・遺伝的な側面から語るのではなく、社会文化的な見方から考える。ただし、「歴史による媒介」を静的にとらえてしまうと、上記で指摘したのとは別の隘路にはまってしまう。また、実践に解決を求める行きかたもとらない。当然ながら、参考になるのはヴィゴツキー

・「歴史」を大文字でとらえない。あくまで個々の文化的道具と社会環境に焦点をあてる。参考になるのはワーチ(2002)。そのほか、ノーマン。そして、フランク(1995),スティール(2012)など。

・社会的認知におけるシステム1とシステム2であれ、ある部分では、社会文化的な視点からとらえる。あえて。

 

(*)

・先人の多くは、その(*)一部を「心」として誤って切り出してしまった。実体化してしまった。それを表象ととらえるのではないし、人(システム)が操作する対象のようにアプローチするのではない。それは、ある種の運動のあとにかろうじて残された軌跡でしかないのではないか。その軌跡にはある種の法則性は見いだされるが、それを拾い集めても運動の姿には辿りつけない。

・別の切り出し方をする方が問題の解消(実際の姿)に近づくのではないだろうか?

 

tsuchilab.hatenablog.com

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ある逆機能について

・Aという状態が望ましいとする。

・通常はAは実現されている。

・Aが実現されていることに基本的に異論はない。

・ただし、ときおりその秩序は破られてしまうことがある。

・確率上やむを得ない問題。不運に見舞われる人のために保障の仕組みは整備されている。

・一方で、これを許せない人たちの存在。徹底的A主義。

・声が大きいので、いかにして徹底的Aを実現するかが課題とされる。

・責任主体であるBは、徹底的Aを実現するために、「徹底的にAにしよう」と声を上げる。

・・自然に保たれていたAの状態は、自覚されることで「不自然に」なる。

・これにより、かえって徹底的Aに近づけないだけでなく、Aが損なわれる。

・こうなることがわかっているにもかかわらず、Bは声を上げるのを止めることができない。

↓なぜか?

・声を上げないと、徹底的A主義が、「Bは、Aの実現に向けて何も対応していない」と吹き上がるため。

・・Bはいったい誰のために仕事をしているのか。

・実際には声を上げないことが、利益に適う(あるいは、地味で、一見したところ徹底的A主義にとっては「動いていない」ように見えるものの、長期的には予防=確率を下げることになることをやっている)のに、そのことを理解できない(あるいは、頭では理解しているのに、納得できない)徹底的A主義に対応することで、状態は悪くなる。

↓どうすればいいのか?

・徹底的A主義への対応

・・残念だけれども、徹底的Aは確率的に実現しがたいことを説明する(ただし、「理解」の問題ではない部分がむずかしい→徹底的A主義の根本的不安感の解消。別の問題がすりかえられている可能性)

・Bへの対応

・・徹底的A主義の主張にたいする耐性

 

Aの状態と関連する別の状態を含む包括的な概念図を理解する(複雑なことを単純化して理解しすぎないようにする)

 

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