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Tsuchikura Laboratory

ソーシャルナビゲーションに関する調査研究

YNUの集中講義でソーシャルナビゲーションの調査研究に取り組んでもらいました。

はじめに、静岡県浜松市を中心に収集された貼り紙100枚をKJ法をもちいて分析してもらいました。

その分析結果を受けて、チームごとにRQを設定し、写真観察法をもちいてデータを収集し、分析してもらいました。

みなさん大変熱心に取り組んでくれて、いずれも面白いものになりました。

※結果部分の詳細はスライドのノートを参照してください。

今後の展望に示されている議論の射程は広く、文化人類学民俗学発達心理学など、多様な分野から豊かな発想を引き出すことができそうです。個人的な関心としては、マイクロスリップ研究における行為の結合性(鈴木・三嶋・佐々木,1997)との関連も気になります。

ソーシャルナビゲーションの外延を拡張する試みです。拡張することで何が見えてくるのか、拡張したことで概念自体はどう定義しなおされる必要があるかを考えさせられます。「位置・距離」に関するテーマを追究するための方法論としても参考になります。

 

文献

鈴木健太郎・三嶋博之・佐々木正人 1997 アフォーダンスと行為の多様性:マイクロスリップをめぐって 日本ファジィ学会、9(6)、826ー837.

(教員)

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