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Tsuchikura Laboratory

未知に開かれること

事例p42

1)対象 →     → 素朴な理解 = 理解不能、おかしい

2)対象 → 専門性 → 専門的な理解 = 理解可能、ありうる

 

以前:アクセスがむずかしい → 専門家が苦労してアクセスする/アクセスに権限が求められた

・おのずと2になり、1を排除していた

 

現在:アクセスが容易 → 非専門家がアクセスする

・かつて起こりがたかった1が起こる。2と葛藤を起こす

・多数派である1は、2の価値下げをはかる

・たしかに1のように素朴にみたら”バカみたい”にみえる

・ただし、特定の色眼鏡をかけることで/現実の規範を括弧に入れて突き進むことで、到達できる場所がある

・すぐに到達できるわけではない。もちろん、失敗におわることも多い。挑戦とはそういうもの。

・ただし、2の価値を認めないと、短期的に「役に立つ」「効率のよい」ものばかりになってしまうおそれ。

・未知に開かれること。さまざまな専門性があることを認識し、敬意を払うこと。

・と同時に、専門性に媒介されない場合、どのように見える(見えてしまう)のかにも配慮すること。

・この議論の多くにおいて、「専門性」を「経験」に置き換えることもできる。

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