「経済理論家または政治哲学者の主要な仕事は、今日政治上では不可能であることが政治上で可能になるように、世論に影響を与えることにあるべきであり、それゆえに、私の提案が現在においては実行不能であるという反対意見は、私がこれらの提案を発展させるのに少しも妨げとはならない。」(ハイエク,1988;森村(2001)より引用)
絵空事にみえることを、どうやって現実味があるように、さらには現実に、変えていくことができるだろうか?
・だれが?どこで?どのように?コストはどこから?
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・火を絶やさないためにできることは?仲間はいるか?道具はあるか?
・「そんなの無理だ」なぜならば「こんな穴がある」「あれと矛盾している」「両立しない」、そう、突っ込んでいい。ただし、時期とタイミングはわきまえるといい。どこまでかたちになったら、どんな突っ込みが仮説(みとおし)の彫琢に寄与しうるか、を考える。
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・いまはすべてに応えられなくてもいい。他者の声に耳を傾けるとき、あえて無視するとき、時期がある。答えやすい問題ばかり解いていると、解きたい問題ではなく、解ける問題を探すようになってしまう。