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Tsuchikura Laboratory

事例の補足


A:「ある現場」で何らかの目的を達成したい、とおもう

・現場のことがよくわからないので(現場で泥にまみれるつもりはない)、別の現場に関する情報にもとづいてモデルをつくる
・・そもそも設定した目的が不適切
・・目的とモデルがずれている
・・目的とモデルは適切だとしても、現場の制約に不案内なため、実効性を欠く
・モデルはつくられると、現場のことをよくわからないでつくられたことが見えなくなる


B:モデルが降ってきた現場では、「このモデル、おかしいよね」とおもう
・そもそも、目的が不適切では?
・目的とモデルがずれているのでは?

・実効性を欠くのでは?



A:
・Bをモデルに従わせるために、アメとムチをもちいる

B:
・(飢餓状態のため/競争において)アメを獲得するか否かは死活問題
・(厳しい競争において)ムチ(罰)を与えられて評価が下がるか否かは死活問題
・・アメを獲得するよう、ムチを回避するよう、動かざるを得ない

・選択肢:アメを「獲得する」「獲得しない」(アメのみ例示するが、ムチも同様)
・アメを「獲得する」コストが大きい場合(④へ)
・アメを「獲得する」コストが大きくない場合 → コストを支払う
・・ひとつのアメでは何の足しにもならない
・・たくさんのアメを獲得しようとする
・結果的にコストは膨大になる → 競争相手とのがまん比べ(④へ)


B:
・わけもわからぬままコストを支払い、疲弊 → 自滅(=フィールドから退場)
・「解決」策として、モデルを骨抜きにし、枠組みのみ適合するように、調整する


・表面上はモデルどおりに動いているようにみえる
・・ただし、目的は達成されていない

・Aもそのことを理解している(!)
・・しかし、だれにも責任を問われる可能性がないため、改善しない
・・事が大きすぎて、改善の仕方もわからない…

テーマ:どこをどのように改良しうるだろうか?分岐点はどこにあっただろうか?

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