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Tsuchikura Laboratory

まっすぐに線を引くこと

「まっすぐに線を引くこと」が求められている、とする。

 

・ある人たち(A)はまっすぐに線を引けるように定規を使っている。

・一方、ある人たち(B)は定規をもっていない(あるいは定規を活用するスキルをもっていない)。線を上手にまっすぐに引くことがむずかしい。

・・さらに、線をまっすぐに引けるように、Aが定規を使っていることが見えない(見ているのに、見えにくい)。

・Aは、このことを好都合だと思う。

・ずっと気づかなければいい、と思っている。

→パターン1とパターン2

 

パターン1

・Aは、定規があること(またはその活用スキル)を秘匿する。

・・短期的にはAの利益は大きい。

・結果的に、Bの割合が増えはじめる。

・・そもそも「まっすぐに線を引く」ことがどうしてよいのだろう、という声が高まる。

・・「まっすぐでなくてもよいのではないか?」

・・価値評価の軸がなくなることで、長期的にみればAの優位が失われる

 

パターン2

・Aにとって、パターン1は都合がわるい。

・そこで、Aはあえて一部のBに定規があること(またはその活用スキル)を啓蒙する。

・・短期的にはAの利益がやや損なわれる。

・これにより、Bの割合がAを大きく上回らないようにする。

・・Aの優位は長期的に維持される。

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