佐藤(2011)
「私は、その人その人なりの創意と工夫が大好きです。人間は、ひとりひとり違った暮らしを持っており、世の中に製品として流通しているモノがいくら多くとも、我々人間の暮らしの多様性を網羅できる訳ではありません。そこに個々人の知恵と工夫が入り込む余地が多く生まれます。その工夫が成功した暁には、程度はどうあれ生活環境や仕事環境がより便利なものに変わるのですが、私が好きなのはその便利さはもとより、それを考えついたり行ったりすること自体が、とても人間的で、暮らしを生き生きさせるということなのです。」(pp.32-33)
製品化できる部分とできない部分、製品化すると途端につまらなくなってしまうこと。