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Tsuchikura Laboratory

枯れた水路のただなかで

・枯れた水路がある。かつて、その水路は人びとの役に立っていた。

・たしかにいまもそこには水路の構造物の跡はある。

・また、水路に関する資料もある。資料には、どこから水が流れてきて、どのように枝分かれしながら流れてゆくのか、といったことの説明はある。

・ところが構造物の跡と資料では、その流れを復元することはできない。

・・当時を知る人は、水路が活かされていたのをみていた。ところがどうして流れていたのかは知らない。

・・枯れた水路しか知らない人にも、当然それがわからない。

・この「危機」において、かつて水路が果たしていた機能を別のかたちで補う、といった方向性をとりうる。または、まったく違うアーティファクトとニーズを同時に作り出す、といったやり方がある。

・・いずれにしても、主とされる機能はもちろん、その副次的効果も含めて、理解しておけるとよいのだろう。

・もう水はないのだ。

 

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