tsuchikulab

Tsuchikura Laboratory

本ブログの案内版

*本ブログは講義やゼミ活動に関するものです。

*記事が増えてきたため、案内板を作成しました。

*新しい記事は、この記事のつぎからになります。

 

●講義について

================ 2019年度・秋学期 ===============

社会心理学2:こちら

・外書講読1B(外国書講読):こちら

・基礎演習1・2:こちら

・演習1:こちら

・演習2:こちら

===============================================

 

*下記の折りたたみ(PC版のみ)以降には、過去の「ゼミ活動・卒業論文」「ゼミ以外の調査」「市民講座・サイエンスカフェ・ワークショップ」「過去の講義」「研究方法の資料」をまとめています。

*それ以外の過去の講義資料は、カテゴリー「講義資料」からご覧ください。

 

続きを読む

順序尺度の一例

尺度水準の補足。順序尺度の一例としてモース硬度があります(マグネロ、p.121)。

 

硬度 鉱物       絶対硬度

1  滑石(かっせき)  1

2  石膏        3 

3  方解石       9

4  蛍石        21

5  燐灰石(りんかいせき)  48

6  正長石       72

7  石英        100

8  トパーズ      200

9  コランダム     400

10  ダイヤモンド   1500

 

説明によると

・ドイツの鉱物学者であるフリードリヒ・モースが発表した尺度

・硬度は10種類の鉱物でできており、物体の硬度、傷のつきやすさを示す(補足参照)

・硬度の違いが一定である必要はない〔間隔が同じではないということ;補足も参照〕

・ダイヤモンド(10)は、滑石(1)より10倍硬いというわけではない〔当然、比率尺度でもありません〕

 

Wikipedia「モース硬度」を参照した補足

・「数値間の硬度の変化は比例せず、硬度1と2の間の差が小さく、9と10の間の硬度の差が大きいことも特徴的である。」。上記のとおり、間隔尺度ではない、ということが確認できます。

・「硬さの基準は「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」であり、「たたいて壊れるかどうか」の堅牢さではない」。「標準鉱物と試料物質をこすり、ひっかき傷の有無で硬さを測定する」。どのような指標化の仕方をしているかがわかりますね。

・余談ではありますが、マグネロはダイヤモンドの絶対硬度を1500と記述していましたが、Wikiでは1600となっていました。

 

文献

マグネロ,アイリーン 神永正博監修、井口耕二訳  2010 マンガ 統計学入門―学びたい人のための最短コース,講談社.(講談社ブルーバックス

それは1回のジャンプなのか

・1つのきっかけで大きく進歩したように見えたものの、ほんとうにそれはささいな1つのきっかけにより成し遂げられたことなのだろうか。関係ない角度から参考になるかもしれない議論を参照します。

ドーキンス(2014)はグールドの断続平衡説(punctuated equilibrium)にたいして、「進化における3つの異なる断続点を一緒くたにしてしまったために、混乱を招」いたと言う。その3つはつぎのとおり。

1:大規模突然変異(macro mutuation):1つの遺伝子が大きな変化をもたらす

2:大量絶滅(mass extinction):多くの動物が化石上の記録から突然消えることになる

3:急速漸進進化(rapid gradualism):選択が強くかかり、急速に進化が起こる。あまりに急速で化石に痕跡が残らない。

・化石記録でみると、2と3はひとつの跳躍しかなかったようにみえる(1と誤解される)

・なお、ドーキンスも1があることは認めている。ただし、「頻繁な現象ではない」としている。

・翻って、私たちがとらえたい現象についてはどうだろうか。

 

ドーキンス,R.吉成真由美訳 2014 進化とは何か―ドーキンス博士の特別講義,早川書房.(文庫版も出ている)

Copyright©2013- tsuchikulab All Rights Reserved.