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Tsuchikura Laboratory

2015年第2回サイエンスカフェを行いました

8月8日に第二回サイエンスカフェを行いました。

お越しいただいた皆様、場所を提供していただいた高台協働センター様、スイーツを提供していただいたPATIS AKIYAMA様(浜松市中区富塚町448-2)ありがとうございました。

 

今回は「「心」の宿った道具?ー擬人化の心理ー」というタイトルで行い、参加者の皆様と考えを深めました。

 

初めに、アイスブレイクとして、「擬人化の元となった物」(例:団子)と「擬人化された対象物」(例:だんご3兄弟)の絵合わせカルタを行いました。参加者の皆様の間でも会話が弾んでいました。

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その良い雰囲気のままプレゼンを行うことができました。

今回のプレゼンでは、擬人化について「説明としての擬人化」「愛着による擬人化」「キャラ化としての擬人化」の観点から説明し、私たちの考えを発表しました。

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「説明としての擬人化」では、写真に写っているものの気持ちを考えてもらい、発表してもらうワークを行いました。同じ写真でも見た人によって注目する点や想像することに違いがありました。

 

「愛着による擬人化」のワークとして、参加者の皆様に、成人アニミズム尺度(池内, 2010)に回答していただきました。この尺度を参考にしながら、愛着による擬人化について参加者の皆様と考えることができたと思います。

 

「キャラ化としての擬人化」では、神話に登場する神々や最近流行っている萌え擬人化などを例に出し、参加者の皆様に興味、関心を持っていただけたと感じました。

 

洗濯機や動物といった身近なものから、萌えキャラやゆるキャラといった最近流行っているものまでを例として挙げたり、ワークでは参加者の皆様にどのようにすれば楽しんでもらえるかを考えるなど、難しいテーマに少しでも関心を持っていただけるよう工夫しました。

その甲斐あってか、参加者の皆様から楽しかったという感想をいただくことができました。

 

今後のサイエンスカフェについては、決まり次第こちらのブログで紹介します。

 

文献

池内裕美 (2010) 成人のアニミズム的思考 : 自発的喪失としてのモノ供養の心理,社会心理学研究,25(3),167-177.

 

(第2回担当学生)

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