社会調査法の課題に限らず、ゼミで発表する際のやり方については遠山(2007)が参考になります。関連する部分の目次を紹介しておきます。ぜひ一度目を通してみてください。
●レジュメの作成(技術編)
・レジュメの構成
・言いたいことが伝わるレジュメを作る
・レジュメは常に新しいものを
・先行研究と自分たちのアイディアの両立と区別
●レジュメの作成(心構え編)
・レジュメは早めに作る
・授業中と授業外の2つの指導を有効に利用する
・レジュメの制作はグループで話し合いながら進める〔*引用者補足:グループワークの場合ですね。以下も同様です〕
・自分たち以外が読むのだということを意識してレジュメを作成する
・「やってきてください」と言われたことはきちんとやる
●構想発表にあたって
・相手に伝えたいことが伝わる発表を心がける
・レジュメに沿って発表する
・話すスピードや量の問題
・他のグループのプレゼンテーションとそれに対する教員からのコメントについて
●次の構想発表にむけて
・プレゼンテーションに対するコメントを活かす
・教員からのコメントの受け止め方
・コメントを活かした研究の方向性の修正
・教員のコメントをヒントにし、自分たちで考える
この章を含む、小塩・西口(2007)は、他にも「問題と目的の書き方」「考察のしかた」といった章を含んでいます。『質問紙調査の手順』というタイトルに限定されないトピックをわかりやすく紹介していて、参考になると思います。
遠山孝司 2007 構想発表を行う,小塩真司・西口利文編 質問紙調査の手順(心理学基礎演習 Vol.2),ナカニシヤ出版.17-28