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Tsuchikura Laboratory

存在脅威管理理論

存在脅威管理理論(terror management theory)

●理論的な前提
・存在論的恐怖:いつかは訪れる死に対する恐怖。死の不可避性の認識から生まれる。

・人は存在論的恐怖をやわらげる文化的不安緩衝装置をもつ。

  • 文化的世界観:存在論的恐怖の予測不可能性を緩和する。不死の概念(直接的不死、象徴的不死)による死の超越。
  • 自尊感情:文化的世界観に一致しているという感覚(存在脅威管理理論のもとではこのように理解できる)

  ↓
・これらの装置は、世界、死、自己の意味づけをとおして存在論的恐怖を低減。

存在論的恐怖⇔文化的不安緩衝装置

●理論的前提を踏まえた仮説
1.文化的不安緩衝装置仮説(cultural anxiety-buffer hypothesis:CAB仮説)

  • 文化的不安緩衝装置が強化されている(自尊感情が高い、文化的世界観を信頼できている)とき、人は存在論的恐怖を感じにくい。


2.存在脅威顕現化仮説(Mortality Salience hypothesis:MS仮説)

  • 存在論的恐怖が高まると、人は文化的不安緩衝装置を強化しようとする。

 

引用文献

脇本竜太郎 2012 存在脅威管理理論への誘いー人は死の運命にいかに立ち向かうのか(セレクション社会心理学27),サイエンス社

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