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Tsuchikura Laboratory

2017

2017年度の講義ページのまとめ

2017年度の講義にあたりページを作成したものの、リンクをまとめておきます。 観光調査・研究法 こちら こちら 心理学研究法 こちら 社会調査法 こちら 統計学 こちら 文化心理学 こちら

暮らしにおけるその人なりの知恵

佐藤(2011) 「私は、その人その人なりの創意と工夫が大好きです。人間は、ひとりひとり違った暮らしを持っており、世の中に製品として流通しているモノがいくら多くとも、我々人間の暮らしの多様性を網羅できる訳ではありません。そこに個々人の知恵と工夫…

教育実習における経験に関する研究(YNU)

YNUの集中講義で「教育実習における経験」をテーマとするインタビュー研究に取り組みました。研究の成果をまとめたプレゼンテーションをアップします。4チームあります。 Aチーム Bチーム Cチーム Dチーム 試行錯誤して面白いRQを設定することができました。…

YNUの分析手続き

RQ A:大学の授業は教育実習における授業作りにどのように生かされたか B:指導教官による指導は実習生にどのような影響を与えるか C:実習期間中の失敗からどのようなことを学んだか D:学生の進路選択に教育実習のどのような活動が影響を与えたのか 各チー…

YNU集中講義(2017年度)

●資料の配付 ダウンロードのパスワードは授業でお知らせします。 配布資料01(1日目) こちら 配布資料02(2日目) こちら 配布資料03(3日目) こちら 配布資料04(3日目) こちら 補足資料01(1日目) こちら 補足資料02(1日目) ※印刷物を配布。授業後に…

その心とは別のかたちで

・ある学びの経路(たとえば、メジャーな心理学の前提となっている間接知覚論、視覚の脳科学、認知科学の古典的計算主義、旧来の心の哲学など)を経たうえで、人の心について考えようとすると、「デカルトの劇場(Cartesian theater)」が気になってしまう。…

ある逆機能について

・Aという状態が望ましいとする。 ・通常はAは実現されている。 ・Aが実現されていることに基本的に異論はない。 ・ただし、ときおりその秩序は破られてしまうことがある。 ・確率上やむを得ない問題。不運に見舞われる人のために保障の仕組みは整備されてい…

モナーカディエンの憂うつ

スウェーデンの基礎学校(日本の小学校と中学校の期間に相当)の4~6年生(日本の小学校4~6年に相当)を対象とした社会家の教科書から(スバネリッド,2016,pp.149-150)。 ある日、あなたは学校で「モナーカディエン」という独裁国家についてのテレビ番組…

「する」社会と「観る」社会(神野,2015)

神野(2015)は工業社会と知識社会をつぎのように整理する。 ・工業社会:所有欲求を充足し、豊かさを実感 → 「お金」で何をするのかが問われる ・知識社会:存在欲求を充足し、幸福を実感 → 人間の生命で何を「する」のかが問われる これを踏まえて、「する…

卒業論文とゼミナール論文のタイトル(2017年度)

2017年度に提出された卒業論文のタイトルはつぎのとおりです。 中学生時代の不登校経験による心理的居場所の違いに関する研究(O, Sa)リンク AIによる文章に人らしさはあるか?―言語情報によるインタラクションにおける人らしさの検討(Mo, E)リンク アニ…

卒業研究の御礼(To, Hi)

土倉ゼミで、卒論研究を行ったTです。 今回、格差の存在と根拠の認識順の違いによる意欲の変化の検討を行いました。 授業内で行ったアンケート調査にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。 卒業論文の発表が終了しましたので、この場をお借りし…

卒業論文の報告(O, A)

こんばんはOAです。 私は、「アニメキャラクターの特徴はどう変わってきたのかー人気アニメキャラクターの内容分析」について研究しました。 卒業論文の発表が終了しましたので、この場を借りて内容を報告させていただきます。 (土倉ゼミ学生)

卒業研究のご報告とお礼(Shi, Ka)

2017年度の土倉ゼミナール生です。 私は、「映画における人と犬の関係性の変化について-ペットブームを中心とした現実世界との比較-」というテーマで研究を行いました。 この場をお借りして、本研究の結果を報告させて頂きます。 本研究を進めるにあたり、…

卒業研究のご報告(Mo, E)

2017年度土倉ゼミナール学生です。 卒業研究にて、人間とエージェントとの言語インタラクションに関する研究を行いました。研究では人とエージェントの言語インタラクションにおける人らしさの検討をするためにAIの構成した文章と人の構成した文章が判別でき…

卒業研究の調査のご報告とお礼(O, Sa)

2017年度の土倉ゼミナールの学生です。私は、「中学生時代の不登校経験による心理的居場所の違いに関する研究」を行ないました。 本調査にご協力いただきました皆様に感謝いたします。この場をお借りして、本研究の結果を報告させていただきます。 ご協力あ…

卒業研究の御礼(Ma, A)

2017年度土倉ゼミナール生です。 私は、「統合失調症の回復とは何か-スタッフのインタビューから-」というタイトルで、卒業論文を書かせていただきました。 統合失調症の患者さんの人間関係の回復に焦点を当て、施設にてインタビュー調査を行いました。 こ…

卒業論文の調査のご報告とご協力に対する御礼(Ta, I)

2017年度土倉ゼミナールTa.Iです。 「重複するノイズによる効率への影響」について研究を行い、まとめることができましたのでご報告いたします。 本実験にご協力いただきました、統計学を受講された皆様、並びに地域共創学科1年生、4年生の皆様に感謝いたし…

卒業論文の調査のご報告とご協力に対する御礼(川田)

2017年度土倉ゼミナールの川田です。 「非公開選択時における自己選択効果」について研究を行い、まとめることができましたのでご報告いたします。 本実験にご協力いただきました、統計学・社会調査法・ポルトガル語II・現代社会と心理学・文学を受講された1…

組織社会学(渡辺,2007)目次

第1章 組織とは何か 1:組織の定義 ・目標達成に志向するシステム ・目標に志向し、境界を維持する、活動システム ・組織の5つの要素:社会構造、参加者、目標、技術、環境 2:組織の分類 ・機能による分類 ・統制システムによる分類 ・受益者による分類 第2…

教育再生の条件(神野,2007)の1章目次

第一章 歴史の「峠」における教育危機 1 学校教育の危機と教育危機 2 教育危機と社会危機 3 教育危機と教育改革 4 危機としての歴史の「峠」 5 競争社会と協力社会 6 新自由主義の競争社会 7 所有欲求と存在欲求 8 教育による産業構造の転換 9 歴史…

現われか効果か

・Figure1のように、現れたそれは時間経過とともに消えてゆくようにみえます。客観的にみればたしかにそのようになります。 ・ところが、現れではなく、効果のようなものに注目すれば、時間経過ののちにFigure2のように、それは積もってゆき、いたるところに…

まっすぐに線を引くこと

「まっすぐに線を引くこと」が求められている、とする。 ・ある人たち(A)はまっすぐに線を引けるように定規を使っている。 ・一方、ある人たち(B)は定規をもっていない(あるいは定規を活用するスキルをもっていない)。線を上手にまっすぐに引くことが…

「テレビをみる」ことと「授業を受ける」こと

・テレビをみるように、授業を受けても意味がない ・本来、知識は活動のなかに埋め込まれている ・ところが、活動から剥落し、取り扱いやすい情報にのみ焦点 → 情報を「蓄積させる」ことがねらいに ●情報を蓄える器:情報受領者---情報提供者モデル ・蓄積し…

『『資本論』を読む』目次

頭の整理として。『『資本論』を読む』の目次はつぎのとおり。 【上巻】 ・序文 『資本論』からマルクスの哲学へ(ルイ・アルチュセール) pp.15-139 ・緒言(ルイ・アルチュセール) pp.143-145 ・『一八四四年の草稿』から『資本論』までの批判の概念と経…

ベンヤミンの経験と体験(吉中,2010)

吉中(2010)が脚注で言及しているベンヤミンの「経験」と「体験」の区別。 「ベンヤミンは「経験」という語を、「体験(Erlebnis)」と区別しながら、独自の意味を付与して用いている。経験は、記憶(Gedächtnis)、すなわち現在の感覚的知覚と過去のそれと…

止まった時計の進めかた

まずは、自分の時計の針が止まっていたことに気づいた、ということ。 ・どうして気づいたのだろうか。 時計はいったい、いつから止まっていたのだろうか。 ・なぜ止まった(どうして止めてしまった)のだろうか。 止まってからこれまでどうだったのか。 ・支…

ひとは変われるのか問題の下準備(2)

変わるということに、どのようなイメージを抱いているのか。 Figure1 Figure2 Figure3

表象概念の再検討(鈴木宏昭,2016)

表象概念の再検討(鈴木宏昭,2016) 主として4章 ・伝統的な見方:表象は、外界を正しく反映し、規則正しく配置され、永続的に存在するもの ↓ ・知覚表象:チェンジ・ブラインドネス →知覚表象は「世界を正しく写し取り、安定して心に存在する」とは言いが…

成り立ちについて

おそらくFigure1のようにとらえていたと思います。そうではなく、Figure2のようになります。 適用範囲の問題はひとまず無視して、Figure2が合致するものを発見していきましょう。 Figure1 Figure2

ひとは変われるのか問題の下準備

「ひとは変われるのか」という問題について、存在論のレベルと認識論のレベルをわけて考えてみます。 ・存在論のレベルでは、差異を言語化できればよい(※)。言語化する人が存在しなければならない。 ・・ただし、その差異を、行為のレベルでも差異とみなし…

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